|
|
 |
 |
| 会社を辞めると名刺の処分に戸惑う。捨ててしまうか整理して保管するか。そうだ!100枚ずつテープで背貼りすれば小さな本になる。やってみると、なかなか、らしいではないか。そこでひらめいた!年賀状もこれと同じようにすると本になるはず。・・・知る人ぞ知る【せいほん君】のアイデアである。 |
|
|
そして、我ながらスゴかったのは、無謀にも広告代理店を訪ねようとしたこと。それも一流会社の一流人を目指した。もちろん、誰一人知人はいない。ネタ元は電話帳だけ。日本一は電通、二位は博報堂。ところが、電話帳をみて驚いた。ひとつの会社に何十本も番号がある。どの部署なんだ?このせいほん君が売れるか売れんかわかる奴がいるのは。このあたりか!・・・人間、狭い電話ボックスで何度も同じことを話していると、だんだん感が冴えてくる。そして遂に相手にしてもらえる人に出会った。・・・東京に来ているならすぐにおいでよ!・・・じゃあ、近くにいるので30分以内に伺います。・・・なんせ田舎者、2時間もかかってしまった。そして、畏怖堂々とした博報堂本社の受付、どちら様でしょうか?お名刺を頂けないでしょうか?・・・すみません失業中でして・・・では、何部何課の誰をお訪ねでしょうか?・・・わからん!さっき電話で話しただけで、ちゃんと聞き取れんかった!・・・そ・そのときである。スーツ姿の立派な紳士が近づいてきて声をかけてくれた。SP局三ツ松部長である。。。。。以来、上京したとき、何度も顔を出すようになった。そして、そのせいほん君は、日経産業新聞の一面で紹介され、それを境に一挙に商品化されていった。
このように、何かが成就する時には必ずやキーマンが登場する。登場することなくドラマは始まらない。と思えるほど実にタイミングよく現れるものである。特に、無我夢中になっている人、一生懸命の人、見るからに無理している人、こういう人には現れやすい。しかし、ボケーっとしてる人、余裕をかましている人、逃げ越しの人には、近づいてもこない。気づく気づかないの違いもあるが、若者が一人前になっていく時にも同じようなことが起こる。姿勢のいい人には質のいいお客様が、次から次へと登場する。そして、実力のある無しに係らず無我夢中になって応えようとすると、時間とともにすごい勢いで脱皮していく。そうなれば、我々おっちゃんは出来るだけ出しゃばらない方がいい。
|
|
 |